組織が成立する3要素
ベル電話会社の社長を務め、経営学者であるチェスター・バーナードは、
『組織』が成立するためには、
「共通目的(組織目的)」「貢献意欲(協働意志)」「コミュニケーション」3つの要素が必要と唱えました。
【1】共通目的(組織目的)
目指すべきゴールや
あるべき姿をしっかりと明確に定義しているか?という事です。
目的が一緒であるからこそ『組織』として活動ができます。
意識的に調整された活動をおこなうためには、メンバー間に「共通の目的」が存在していなければなりません。
「共通の目的」は、一人では到底達成できないものであり、『組織』になることで実現可能となるものが必要です。
企業の場合、その「共通の目的」は社会に受け入れられるものであり、
市場で有効なものであるという条件となります。
【2】貢献意欲(協働意志)
お互いに協力する意思をもっていることです。
自分さえよければ良いという考えが浸透しているチームは『組織』として強固ではありません。
「共通の目的」がとても大きく、達成するために多大な労力が必要なものほど、
個人個人が強く「貢献意欲」を持ち続けることが必要になります。
【3】コミュニケーション
円滑なコミュニケーションが取れることです。
派閥があったり、何でも話せる環境でないと、
問題が発生した場合に、円滑に「コミュニケーション」が取れず、
問題を解決することができません。
パワハラ、セクハラ、マタハラ等のある会社は、
真のコミュニケーションが遮断されている状態です。
そのような会社は、
バーナードの理論に基づくと、もはや『組織』ではないのです。
この3つの要素が強く結びつけば付くほど、強い『組織』が形成されます。
スポーツでイメージをすれば、イメージしやすいかも知れません。
2011年、なでしこジャパンがワールドカップ初優勝
2015年、ラグビーワールドカップで日本が優勝候補の南アフリカに奇跡的勝利
このような偉業を成し遂げたのは
チームとして
明確な「共通目的」を掲げ
個々に強い「貢献意欲」を持ち、
密な「コミュニケーション」でチームメイトを信頼し
強い『組織』が出来上がった成果だと言えます。
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