データに感情を乗せる

データ+感情=「次のフォローに生かせる情報」

スクールやジムの運営では、
顧客管理やCRMに「事実」を記録することが当たり前になっています。

たとえば、

  • 本日体験来店

  • 入会には至らず

  • 次回フォローなし

といった、事実として正しい情報です。

しかし、それだけでは
次につながるデータにはなりません。


事実だけのデータは、記録で終わる

現場では、こんな場面がよくあります。

今日は体験で来店されたが、入会されなかった。

この一文は間違っていません。
ただし、なぜ入会に至らなかったのかは分かりません。

  • サービスに魅力を感じなかったのか

  • 価格が合わなかったのか

  • 単に時間が足りなかったのか

事実だけの記録では、
次に何をすべきか判断できないのです。


「感じたこと」も、立派なデータになる

体験後を振り返ると、
こんな気づきが残ることもあります。

  • 体験後、フォローする時間が取れなかった

  • しばらく待っていて、何か聞きたそうな様子だった

  • 声をかける前に帰られてしまった

これは感覚的な情報であり、
数字やチェック項目にはなりにくいものです。

それでも、
次の行動を考えるうえでは非常に重要な情報です。


感情のメモが、次の一手を教えてくれる

もしCRMに、次のような一文が残っていたらどうでしょうか。

体験後のフォロー時間が取れず、
質問がありそうだったが声をかけられなかった。

この記録があれば、

  • 次回は体験後のフォロー時間を確保しよう

  • 別日に確認の連絡を入れてみよう

と、具体的な改善行動につながります。

感情や印象を書き残すことは、
「感覚に頼る」ことではありません。
判断材料を増やす行為です。


CRMは「管理表」ではなく「記憶の引き継ぎ」

スクールやジムでは、

  • 担当者が変わる

  • 日が空く

  • 忙しさで記憶が薄れる

といったことが頻繁に起こります。

そのとき、
CRMに事実だけしか残っていないと、
現場の空気や温度感は引き継がれません。

一方で、

  • その人がどう感じていたか

  • こちらが何を感じたか

が残っていれば、
次に対応する人も同じ目線に立つことができます。


データに感情を乗せるという考え方

「データ」と聞くと、
客観的で、冷静で、事務的なものを想像しがちです。

しかし、
スクールやジムの運営は人が相手です。

だからこそ、

  • 事実(何が起きたか)

  • 印象(どう感じたか)

  • 気づき(何が足りなかったか)

この3つをセットで残すことで、
データは次につながる意味のある情報になります。


まとめ

顧客管理やCRMは、
単なる記録のためのツールではありません。

  • 事実だけを書く

  • 感じたことも書く

この小さな違いが、
フォローの質や継続率、
そしてスクール全体の運営改善につながっていきます。

データに、少しだけ感情を乗せる。

それは、
現場で起きていることを
正しく次へ引き継ぐための、
大切な工夫です。

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