スクールやジムの運営では、
顧客管理やCRMに「事実」を記録することが当たり前になっています。
たとえば、
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本日体験来店
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入会には至らず
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次回フォローなし
といった、事実として正しい情報です。
しかし、それだけでは
次につながるデータにはなりません。
事実だけのデータは、記録で終わる
現場では、こんな場面がよくあります。
今日は体験で来店されたが、入会されなかった。
この一文は間違っていません。
ただし、なぜ入会に至らなかったのかは分かりません。
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サービスに魅力を感じなかったのか
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価格が合わなかったのか
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単に時間が足りなかったのか
事実だけの記録では、
次に何をすべきか判断できないのです。
「感じたこと」も、立派なデータになる
体験後を振り返ると、
こんな気づきが残ることもあります。
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体験後、フォローする時間が取れなかった
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しばらく待っていて、何か聞きたそうな様子だった
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声をかける前に帰られてしまった
これは感覚的な情報であり、
数字やチェック項目にはなりにくいものです。
それでも、
次の行動を考えるうえでは非常に重要な情報です。
感情のメモが、次の一手を教えてくれる
もしCRMに、次のような一文が残っていたらどうでしょうか。
体験後のフォロー時間が取れず、
質問がありそうだったが声をかけられなかった。
この記録があれば、
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次回は体験後のフォロー時間を確保しよう
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別日に確認の連絡を入れてみよう
と、具体的な改善行動につながります。
感情や印象を書き残すことは、
「感覚に頼る」ことではありません。
判断材料を増やす行為です。
CRMは「管理表」ではなく「記憶の引き継ぎ」
スクールやジムでは、
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担当者が変わる
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日が空く
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忙しさで記憶が薄れる
といったことが頻繁に起こります。
そのとき、
CRMに事実だけしか残っていないと、
現場の空気や温度感は引き継がれません。
一方で、
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その人がどう感じていたか
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こちらが何を感じたか
が残っていれば、
次に対応する人も同じ目線に立つことができます。
データに感情を乗せるという考え方
「データ」と聞くと、
客観的で、冷静で、事務的なものを想像しがちです。
しかし、
スクールやジムの運営は人が相手です。
だからこそ、
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事実(何が起きたか)
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印象(どう感じたか)
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気づき(何が足りなかったか)
この3つをセットで残すことで、
データは次につながる意味のある情報になります。
まとめ
顧客管理やCRMは、
単なる記録のためのツールではありません。
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事実だけを書く
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感じたことも書く
この小さな違いが、
フォローの質や継続率、
そしてスクール全体の運営改善につながっていきます。
データに、少しだけ感情を乗せる。
それは、
現場で起きていることを
正しく次へ引き継ぐための、
大切な工夫です。








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