「ほめる」の一番の効用とは、何か?
それは「ほめる」ことで自分自身の心が整いだす、この1点です。
「ほめる」ことができると自分の心が整い、余裕ができて、周りの人との関係が良くなるのです。
自分がポジティブな力を発揮できるようになるためのものなのです。
ほめて得するのは、自分自身。
ほめることで、自分の心が豊かになり、毎日が楽しくなっていくのです。
ほめ方のポイント
①事実
②貢献を伝える
③第三者の声
④心からいいと思う主観
例:
①事実
「〇〇さんって、いつも朝、元気よく挨拶してくれるよね」
②貢献を伝える
「あの挨拶で、朝から今日も頑張ろうっていう気持ちになるんだよね。ありがとう」
③第三者の声
「私だけでなく、課長も言ってたよ。〇〇さんの挨拶気持ちいいって」
④心からいいと思う主観
「私もそんな挨拶ができるように、〇〇さんを見習っているんだ」
①②は必要条件。③④は、プラスαの条件です。
できていて当たり前のことに対しても
言葉を惜しむことなく、タイミングを逃さず伝えていく。
「ほめる」とは、おべんちゃらを言う事ではない。
おべんちゃらは、心にもないことをいうこと。嘘はダメ
ダメ出しは本能
不安材料ばかり探してしまう。ダメ出しばかりしてしまう。
これは、本能がさせること。
危険を避けたり、ミスを防いだりするために必要な本能です。
このダメ出しの本能を否定するのではなく、ダメ出しの本能もしっかりと認めた上で、
「ほめる」というフィルターを身につけることで、自分の心の中に「安心」が生まれます。
この「安心」が、プラスでポジティブなアイデア、言葉、表情を生み出す。
そして、さらに周りの人に安心安全な雰囲気を提供できるようになります。
ただし、叱ることを封印するのではなく、これまで通り叱ることは必要。
当たり前のことに感謝を伝え、労うことを足していく意識が大切です。
さらに著者はこのように述べています。
「できたから、ほめるのではなく、ほめたから、できたのである。」と
本記事は、「ほめ下手だから上手くいく 「ほめられない」を魅力に変える方法」 西村貴好(著)より引用・抜粋
スクールの教室運営は、インストラクターや受付スタッフなど、様々なスタッフで構成されています。
それぞれが「ほめる」というフィルターを身につけることで、
お互いに尊重し、認め合った良好な組織作りとなりそうですね。
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